2018年夏の募集要項

三宝莚の事業趣旨と事業内容及び目的

三宝莚青少年派遣事業内容及び目的

三宝莚は、今夏も40回目のサイパン島戦没者の慰霊と、現地の子供達との文化交流を目的とした青少年使節団を派遣いたします。参加者は、小学生(高学年)、中学生、高校生を対象に公募いたします。

過去39年間に亘り、1,435名におよぶ青少年達をサイパン島へ派遣し、日本とサイパン島の青少年による、友好の輪を広げてまいりました。

また、本年2月には、見たことのない雪を見せてあげよう、大きなお風呂にも入れてあげよう、そして、日本の風土、経済、文化など少しでも肌で感じてもらえたらと、サイパン島の青少年15名を、昨年につづき35回目の招待を実施し、スキーをしたり、動物園や工場の見学、信州善光寺の参拝、長野市で一般家庭へのホームステー、また長野市立城山小学校訪問や、京都府知事や京都市長の表敬訪問と、とにかくいろんな体験を重ねて一層の友好親善を深めました。

私共三宝莚が、サイパン島へ青少年を派遣する目的は、いま『物があるのがあたりまえ』と思い込んで、毎日贅沢三昧の生活に慣れきった日本の子供達に、父や母の、多大な犠牲のもとに今日平和すぎる日本があり、その中で生活のできる有り難さを知らしめ、全く戦争を知らない子供達に、その命の大切さを知って貰い、サイパン島に眠る戦争犠牲者の慰霊法要を執行し、異文化のサイパン島での生活体験によって、恵まれすぎている現代を見直す機会を与え、そのことによって親に感謝の念を持ち、これからの人生を歩む立志を見出すことの実践になればと願っております。

派遣した青少年達は、サイパン市役所が用意してくれる宿泊場所を借りて、班単位で行動し、団体活動いたします。毎年、北マリアナ州知事やサイパン市長主催によるチャモロスタイルでのパーティーの御招待もあり、また、散華をバンザイ岬や、スーイサイド岬で散じ法要を実施し、参加者全員で慰霊します。最後の夜に毎回持参している500個程の灯篭を海へ精霊流しをして、戦没者に対し物資に恵まれた、有り難い現代の社会に身を置いていることに感謝し戦没者の英霊を慰めます。

2名単位でホームステーを行い現地の人の家族生活を体験してもらいます。日本の子供達は、現地の子供達と自由に交流でき、参加した子供達は、自分の知っている限りの英語の単語を並べ、その中の一つでも通じると、英語が通じたと手をたたいて喜んでいる、その子供達が『もっと英語がわかったらどんなに楽しいだろうな』と思う体験から、帰国後英語を積極的に学ぶようになった子供達がたくさんいます。

以上のような目的を持った行事でございます。

三宝莚事業趣旨

私共、三宝莚は、1231年の昔19歳の御歳で比叡山を開き、国宝(こくほう)、国師(こくし)、国用(こくゆう)的人材養成の総合大学の根本道場とした、宗祖、伝教大師(最澄)さまの御精神をいただき、『立派な僧堂、伽藍(がらん)はなくても、木陰で莚(むしろ)一枚あれば、仏法を伝えることは出来る』ものと信じ、学力、体力、精神力の三つが調和した国宝、国師、国用的人材を育成し、もてる煩悩を正しく発達させていくことのできる人間になってもらおうと、過去44年、三宝莚と称して40年爾来、若い世代の人材育成の活動をしてまいりました。

この、三宝莚の諸行事に必要とする諸費用は参加する青少年達に、負担をかけない事を原則としております。『注ぎこむことが育てることである』という三宝莚の信念により、諸費用等は、喜捨、布施、講演料などをもとに借入金等にてまかなっております。

是非、本行事継続、発展のため皆様方の御理解を頂き、御指導、御支援を賜りますようお願いいたします。

合 掌

募集要項

主題

三宝莚青少年サイパン島戦没者慰霊法要文化交流使節団派遣

主催

公益社団法人 三宝莚国際交流協会

(所在地:京都市左京区修学院関根坊町18番地)

団長

公益社団法人 三宝莚国際交流協会 理事長  栢木 寛照

予定日程

平成30年7月26日から8月1日を予定

派遣人員

小学生(6年生以上)・中学生・高校生

男女合計40名

費用

青少年は原則として無料です。

応募方法

  • 事前に数回の勉強会を行いますので、この勉強会に参加でき、団体行動ができることを原則とします。
  •  作文で、『なぜサイパンへ行きたいか』をテーマに、応募の動機を400字詰原稿用紙3枚程度にまとめて応募してください。
  • 親権者の応募に対する同意書1通。

以上を同封の上、下記住所まで郵送してください。

郵送先

〒520-0113

滋賀県大津市坂本5丁目6番22号
公益社団法人三宝莚国際交流協会 事務局
『第40回サイパン島派遣事業』係 宛

応募の締め切り

平成30年5月31日必着

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